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2014年12月28日 (日)

ヒツジに思う 来年の心構え

先日の中日新聞に、ヒツジ年にちなんだ記事が載っていた。

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 来年のえとが未であることから、千種区の東山動物園のヒツジが、年賀状の写真にうってつけとばかりに、にわかに人気を集めている。
東山のヒツジの生態をじっくり観察しながら、来年の心構えを考えてみた。

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 園内にある「こども動物園」の一角。
柵の中にいるのは雌の「やよい」(1歳)と「やえ」(5歳)。
ニュージーランド原産で、肉用と毛皮に適し、日本の牧羊の中心的品種である「コリデール」だ。
 撮影に訪れる人が多いため、飼育担当者は首に飼い犬のようなリードを着けてゆっくり歩かせたり、ヤギと同じだった飼育場所から、単独の所に移したりとサービスしている。
 2匹は餌をはみながらキョロキョロと辺りを見回している。
目は平べったく、瞳孔の黒い部分も細長い。
真正面と真後ろを除き、360度近くを見渡すことができる。
「外敵から身を守るために進化したと考えられる」と東山の獣医師。
 2匹は暖かそうな毛皮をまとう。
ヒツジは西アジアなどが発祥といわれる。
日本には推古天皇の時代に朝鮮半島の百済から渡ったとの記述が「日本書紀」にある。
しかし、高温多湿な気候に合わず、長らく日本に定着しなかった。
今も夏の暑さ対策として毛を刈るのが欠かせない。
私たちも近年続く猛暑から身を守るため準備が必要だ。
 日本で定着し始めたのは明治時代。
千葉県成田市の御料牧場で本格的に飼育が始まり、日清、日露戦争で毛皮の需要が高まった。
今では北海道、岩手県など比較的寒冷な土地で飼育されている。
 東山では1937(昭和12)年の開園当初からいたという記録が残る。
歴史的にヒツジは人にさまざまな恵みを与えてきた。
漢字が象徴的で、「羊」に「食」で「養」、「羊」に「我」で「義」、「羊」に「大」で「美」・・・など、「羊」はよい意味の文字を形づくることが多い。
 平和な動物が戦争で増えたというのは皮肉な話。
最近は戦争前夜のようなきな臭さが漂うが、ヒツジも人も戦争に巻き込まれるようなことば断じてあってはならない。
 東山には2匹しかいないが、本来の性質は群れるのを好む。
1匹だと弱く、先導する1匹に従う傾向が強い。
日本人もどちらかと言えば、単独より群れを好みがち。
時には強いリーダーが必要かもしれないが、何につけても広い視野が必要で、あまり従順すぎるのもよくないだろう。

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