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2015年6月10日 (水)

恋をしない!?ギンブナ

先日の中日新聞に、ギンブナは雌ばかりと載っていた。

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 恋をしない淡水魚?-。
千種区の東山動物園世界のメダカ館で飼育されているギンブナ。
1階の大水槽で10匹前後が泳いでいるが、すべて雌だ。
この大水槽だけではなく、ギンブナに雄はほとんどおらず、雌だけで繁殖する。
全国津々浦々どこにでも生息する身近な魚に実は奥深い生態があった。

 ギンブナはコイ科コイ亜科の淡水魚で、日本各地の河川の中、下流や池、沼に広く分布。
浅瀬に産卵するが、コイ科の別の魚の精子の助けを借りるという。
流れてきた精子がギンブナの卵に入り、刺激が加わることで発生してふ化に至る。
 雌だけで繋殖する「雌性発生」と呼ばれ、卵に入った精子は卵と融合することなく死んでしまう。
いわばふ化させるきっかけを与えるだけだ。
精子の遺伝情報が伝わらないため、卵からふ化するのは親の「クローン」。
すべて親と同じ姿形をしている。
 飼育担当の水野展敏さん(49)は「素朴な疑問として、彼女たちは自分のクローンの子どもたちをどう思っているのでしょうか」と笑う。
雄のほとんどいない世界。
「雄雌の闘争がない分だけ、余分なエネルギーを使うことがないでしょうけど」と続ける。
 雌だけの世界といってもまれに雄も生まれてくる。
きっとモテモテで仕方ないだろう。
しかし、水野さんの推測によると、ギンブナは産卵するときに、別の雌が「パートナー」となって共に泳ぎ、腹に触れて産卵を促している可能性もあるという。
 水野さんは「どこにでもいて、誰も注目しないフナだけど、こんな不思議な生態があると、見方も変わってくる。そういうことを伝えるのもわれわれの役割」と話し、来館を呼びかけた。
 産卵するには冬眠が欠かせない。
冬に卵巣を発達させ、4、5月ごろに産卵する。
1度に数百~数千の卵を産むという。
人間にとってはうっとうしい春の長雨も、ギンブナにとっては、川が増水して新しい命が生まれる喜ばしい季節だ。

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