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2016年2月25日 (木)

不思議な姿のツチブタ

先日の中日新聞に、東山植物園のツチブタことが載っていた。

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 東山動物園の約500種の動物の中で珍獣中の珍獣といえば、この動物「ツチブタ」です。
ご存じの方はかなりの動物マニアですが、さて何の仲間でしょう。
 姿形からは豚のように見えます。
しかし、ウサギのような長い耳、顎のない長い口と長い鼻、頑丈で大きな爪、カンガルーのような太くて長いしっぽなど豚と異なる点が多くあり、豚の仲間ではありません。
 歯が退化していることとアリを主食とすることから、アリクイ目(貧歯目)に分類されたこともありました。
しかし、ツチブタの歯は真ん中に菅(中空)のある細い六角柱が束ねられた構造をしています。
この歯の構造がアリクイと大きく異なることから、新たに設けられた管歯目に分類されました。
管歯目はツチブタ1種だけです。
 ツチブタの体重は60~65kgと子豚サイズ。
生息地はアフリカのサバンナや開けた森林です。
ツチブタはどうしてこんな姿になったのでしょう。
それはツチブタの生活を見ればわかります。
 昼は頑丈な爪で地面に掘った穴に隠れており、夜になるとアリやシロアリ、昆虫などを探しに出かけます。
長く大きな耳でアリの動きを聞き取り、長い鼻でかすかなアリの臭いを嘆ぎ、アリ塚を見つけると頑丈な爪で壊し、口から長い舌を出しシロアリをなめるように食べます。
 ツチブタのなんとも不思議な姿はこうした環境と食べ物に適応するために進化した結果なのです。
 ツチブタは自然動物館1階、夜行性動物コーナーに3頭を展示しています。
エサのシロアリは入手が難しいため、ひき肉、ドッグフード、ヨーグルト、卵、牛乳などを混ぜてドロドロにしたものを与えています。
不思議な姿をしたツチブタ。
一見の価値ありです。
小林弘志(東山動物園・動物会館館長)

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