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2017年6月13日 (火)

メダカ すみにくい時代

先日の中日新聞に、メダカがすみにくい時代という記事が載っていた。

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 メダカは、日本各地で3000を超える呼び名の方言があり、日本人に古くから親しまれてきた魚です。
童謡「めだかの学校」に歌われるほど、身近にいました。
それが今では、環境省のレッドリストで絶滅危惧主種となっていて、池や小川では簡単には見られなくなってしまいました。
 メダカの仲間は、アジアに生息しています。
田んぼと周辺水路に生息し、稲作の拡大とともに分布を広げました。
ところが、近年の日本では水田の減少、コンクリート水路の増加に伴う産卵場所である水草の減少、農薬使用やブラックバスなどの外来種による食害など、環境悪化によって減少しました。
メダカには、すみにくい世の中になってしまったのです。
 名古屋市内では、以前は調査した場所の約20%でしか生息が確認できませんでしたが、今はほぼ全区で確認されています。
しかし、産地不明の個体が池などに放されるなどしており、昔から名古屋にいたメダカはもういないと考えられています。
 東山動物園では、名古屋大学の先生が、平和公園にあった池で約80年前に捕獲して系統保存していたメダカを、「世界のメダカ館」ができたときに譲っていただきました。
今も繁殖保存しています。
これは生粋の名古屋産のメダカといえます。
東山動物園では勝手に「名古屋メダカ」と呼んでいます。
 2012年には今まで1種とされていたメダカが、2種であるという論文が出ました。
日本列島の広い地域に分布しているのがミナミメダカ、東北から北陸にかけての日本海側に生息するのがキタノメダカです。
これに従うと、名古屋メダカはミナミメダカになります。
世界のメダカ館では最近キタノメダカも展示しました。
メダカは依然1種という研究者もいますので、一度、両方を見比べていただくのも面白いかと思います。
 橋川央(東山公園協会動物会館長)

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